京都駅ビル
電車での京都旅。京都駅に降り立つと、目的の観光スポットやバスの乗り口はどこかと慌ただしく通り過ぎてしまう。帰り際もお土産買って家路へと急ぎがちだが、少し足を止めて京都駅ビルに目を向けると、ビル自体が観光スポットだと気づくはず。
2017年9月に開業20周年を迎えた京都駅ビルは、洗練されたデザインと環境に配慮した機能をもつ観光スポットなのだ。訪日観光客にも人気の京都駅ビル。改札から徒歩2分で行けるおすすめグルメ店とあわせて紹介したい。
グルメ店へと続く階段

京都駅ビルの顔、約4000枚のガラス屋根

約4000枚ものガラスが天井を覆う巨大アトリウム
京都駅の中央改札口を抜けると人の多さに驚く。しかも訪日観光客の多いこと。さすが観光都市京都の賑わい。吹き抜けの広い空間は、約4000枚ものガラスが天井を覆う巨大アトリウム。圧巻のシルエットは国際観光都市としてどこにも負けない。

現在の京都駅ビルは4代目。2017年9月に20周年を迎えた。京都駅ビルは「京都は歴史への門である」という設計主旨から、平安京の都市の特徴を取り入れ設計されている。
碁盤の目に整備された都市の玄関口として、烏丸通と室町通上に広場を配置。中央改札口前のコンコース部分が谷で、東西に段丘が広がり空へと続く空間になっている。
羅城門の模型
写真は、平安京の玄関口だった羅城門(らじょうもん)の模型。駅を出て右手・北口広場にある。1994年の平安建都1200年を記念して作られた。「京都に来ました」写真のおすすめ撮影スポットでもある。

京都駅ビルの名物大階段、その先には空中庭園

京都駅名物大階段
中央改札から左手のエスカレーターを上がれば、京都駅名物大階段。階段下は室町小路広場というステージがある。大階段が客席となり各種イベントが開催される。駅で何やら楽しげな音楽やMCが聞こえてきたら大階段へ行けば何かあるかも。
階段下にある室町小路広場
大階段は、京都駅ビル西側の4階から11階と屋上の大空広場まで続く。7階には美術館「えき」KYOTO、10 階では「京都拉麺小路」への入口につながっている。
屋上の大空広場
屋上の大空広場は、名前の通り大きな空が広がる空中庭園だ。京都の街には、高層ビルもなければ、目立つネオン看板もない。大空広場からは山に囲まれた京都の街を感じられる。吹き抜ける風が心地よい。
夜はライトアップされデートスポットになる。きらめく京都タワーを眺めながら語り合う男女の姿。鴨川沿いに次ぐデートスポットかもしれない。
夜はライトアップされたデートスポット

(提供:京都駅ビル開発(株))

京都の街を眺めながら歩く空中径路

空中径路
「京都拉麺小路」から向かいの東広場へと続く通路がある。ガラスに覆われ近未来的な雰囲気もある「空中径路」だが、意外に知られていない穴場だ。
間近に見える京都タワー
京都タワーが間近に見え、子ども連れや訪日観光客に人気だ。ここから見える京都の夜景も美しい。毎年8月16日の五山の送り火では、予約制の観覧席が設けられるほど。知っているとちょっと自慢ができるかも。
東エリアの7階にあたる東広場
東広場は東エリアの7階にあたり、ホテルグランヴィア京都の客室に囲まれた中庭的な空間。白を基調とした落ち着いた雰囲気があり、結婚式が開かれることも。東広場の下、烏丸小路広場に立つと京都が碁盤の目に整備されていることがわかる。
南遊歩道
南遊歩道からは、多くの列車が行き交う京都駅の様子がよく見える。南広場は、人混みを避けての待ち合わせにぴったりな静かな場所。風も通るので日影でゆっくりできる。

美しい緑は自然の力、エコな京都駅ビルの緑水歩廊


京都駅ビル内を歩いていると、意外に緑が多いことに気づく。屋上の緑化もだが、フロアのあちらこちらに緑がある。水やりも大変だろうなと思いきや、緑水歩廊というシステムが取り入れられていることはあまり知られていない。
緑水歩廊とは、地下水や雨水を屋上から順に下の階へと巡回させるシステム。山からの水によって潤う里山のようなイメージだ。

実際に、小魚や昆虫など水生生物が住み着いているところまであり不思議なものだ。電気や水の消費が多くなる駅ビルの中にあって、エコに取り組む姿を世界へと発信している隠れたおすすめスポットでもある。

落ち着いて食事をしたいなら、和食小路の「接方来」

京都駅ビルの東側といえば、京都劇場。話題のミュージカルやコンサートなどの公演が開かれる。「和食小路」は、1階と2階エントランスにある和食レストラン街だ。中央改札口まで歩いて2〜3分の距離にある。
京やさい料理 接方来

(提供:㈱黛)

4人掛けのテーブル席
「京やさい料理 接方来(せっぽうらい)」は京野菜をメーンにしたおすすめの和食店。京町家の風情が漂う店内に、4人掛けのテーブル席やカウンターなど合わせて108席と広い。
京都らしい料理

(提供:京やさい料理 接方来)

ランチタイムは、セットを中心に1500円からとお手頃。夜は旬の野菜料理を中心に釜飯など京都らしい料理が味わえる。オリジナル野菜ジュースやカクテルのほかデザートもあるので、ゆっくり落ち着いて食事や休憩をしたい観光客にもオススメだ。
京都劇場の当日チケットがあれば、優待特典もある。

京都らしい休憩処「京都茶寮」

ギャラリーカフェ 京都茶寮
和菓子と抹茶

(写真:ギャラリーカフェ京都茶寮)

駅中央改札口から大階段へと向かう途中の2階コンコース。駅の南北を行き来する自由通路に「ギャラリーカフェ 京都茶寮」がある。京都駅ビルインフォメーションのとなりだ。抹茶や和菓子をいただける人気のカフェで、併設のギャラリーは見学無料。
抹茶といえば、作法が難しそうと敬遠しがちな人もいるだろう。ここでは、和室に通されるわけでもないので、カフェ感覚で楽しめる。とはいえ、茶器の持ち方などが心配という人も大丈夫。作法が書かれた紙が一緒に付いてくる。
京都茶寮では、抹茶の点て方や煎茶の入れ方などの文化講座も開催されている。開催日や時間など詳しい情報は、京都茶寮の公式ページを参照して欲しい。日程さえ合えば、京都観光の思い出をひとつプラスしてみてはいかがだろう。

スマートポイント

2017年9月で20周年を迎えた4代目京都駅ビル。屋上の大空広場はまさに空中庭園で、夜はロマンチックスポット。京都観光の夜、時間があればおすすめしたい立ち寄りスポットだ。

大階段のライトアップは開業15周年から始まった。季節やイベントを意識した内容なので来る度に違う内容かも。日没後に毎日見られるので、京都から帰る前のちょっとした楽しみにしたい。

京都のシンボル、京都タワー。駅ビルから眺めるタワーもなかなかいい。京都駅ビル内から見る京都タワー、駅ビル外観のガラスに映る京都タワーなど、楽しみはつきない。

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京都駅ビルは、テナントビルとしての機能以外にもいっぱい魅力があることを知ってもらいたくて書きました。古都の中にあって現在・未来につながる奥深いスポット。ぜひ観光コースに加えてみてください。

Writer : 塚本隆司

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