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観光観光

日暮里観光におすすめ
朝倉彫塑館・旧安田楠雄邸庭園

writer : 藤村秀樹

2017.10.27

朝倉彫塑館
近年、都内のトレンドスポットとして賑わいを見せる、谷中・根津・千駄木からなる「谷根千エリア」。谷中銀座商店街など、情緒溢れる町並みが広がる中、歴史を感じる名所・史跡も数多く存在します。中でもおすすめは、「朝倉彫塑館」と「旧安田楠雄邸庭園」。大都会・東京の中で、まるでここだけ時が止まったかのように訪れる人を癒してくれますよ。さあ、あなたも日本の古き良き時代にタイムスリップしてみませんか。

写実彫刻の最高峰 朝倉文夫の館。朝倉彫塑館

明治・大正・昭和を生きた彫塑界の巨匠・朝倉文夫。1948年に彫刻家として初めて文化勲章を受章したことでも知られています。そんな朝倉文夫のアトリエ兼住居を公開しているのが、日暮里駅から徒歩5分の距離にある朝倉彫塑館。彼が愛したネコをはじめ、歴史に名を残す人物まで多くの作品が並びます。己の視覚を頼りに、生きる対象物を立体的に仕上げる朝倉文夫の世界。その卓越した技、リアリズムを存分に体感できます。
歴史に名を残す人物の彫刻
猫の彫刻
もともと、蘭の栽培のための温室だったという「蘭の間」。ここには愛らしいネコがずらり。
天窓からは、屋上の作品も見えますよ。

彫刻家としての美意識が随所に見られる建築

国の有形文化財に登録される建物は、朝倉文夫自らが設計しました。コンクリート造りのアトリエは彫刻家としてのこだわりが詰まった空間です。書斎には天井まで蔵書がぎっしり。木造の住居棟に一歩足を踏み入れると、庭との一体感を感じさせます。彼が憩いの部屋としていた茶室は、そこに佇むだけで心が癒されますよ。贅沢な木材がふんだんに使われた朝陽の間では、来客をもてなしていたようです。そんな一つひとつのお部屋で、在りし日の朝倉文夫に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
天井まで蔵書がぎっしりの書斎

書斎

茶室

茶室

朝陽の間

朝陽の間

見る部屋によって異なる景色。中庭は圧巻の美しさ

アトリエと住居に四方を囲まれた中庭。樹木や石の配置までこだわり抜いた空間は、彫刻家ならではの視点で作られた立体美。在りし日の朝倉文夫も、優雅に泳ぐ錦鯉を眺めていたのでしょう。水の音や光、そして見る部屋によって変わる景色。ぜひ、四方すべてから五感を研ぎ澄ませながら堪能してください。
美しい中庭
アトリエと住居に四方を囲まれた中庭
バラやアジサイが咲き誇る庭
5月~7月には、屋上にバラやアジサイなどの花が咲き誇ります。

後世に伝えるべき名勝・旧安田楠雄邸庭園

かつて、学者や文化人が多く住む屋敷町であった千駄木。その住宅街にひっそりと佇むのが、旧安田楠雄邸庭園。「豊島園」の創始者である実業家、藤田好三郎によって造られた邸宅と庭園を、旧安田財閥の創始者・安田善次郎の娘婿である善四郎氏が藤田家から買い取り、安田家の所有となりました。1995年、当主・楠雄氏の他界後、公益財団法人日本ナショナルトラスト(JNT)に寄贈されたお屋敷は、今でも大正・昭和期の庭園を見ることができます。
旧安田楠雄邸庭園
関東大震災、第二次世界大戦といった震災・戦災を経て、東京都の名勝に指定されたお屋敷。邸内は、創建当初の雰囲気をそのままに残しています。楠雄氏が結婚の際に改装したというレトロな台所や、趣のある畳廊下、京都・表千家の残月亭を写したとされる残月の間など、随所に日本の古き良き時代を感じることができます。
畳廊下

畳廊下

残月の間

残月の間

日本の季節を美しく彩る庭園

雁行形に配された邸宅。庭園は、各部屋から座ってゆったりと眺める造りになっています。もちろん、見る部屋によって印象は異なります。晩秋の紅葉、厳冬の雪景色…。訪れる季節によって、その姿を変える庭園。忘れかけていた日本の原風景に、都心で出逢えるかもしれませんよ。
紅葉が美しい庭園
厳冬の雪景色

スマートポイント

  • 朝倉彫塑館では、ミュージアムグッズも販売しています。絵はがきは1枚100円。旅のお土産におすすめです。
  • 旧安田楠雄邸庭園では、地域のボランティアが企画する、日本の四季を楽しむイベントが行われています。日本の伝統文化・行事を楽しんでみませんか。
  • 朝倉彫塑館、旧安田楠雄邸庭園ともに、建物や畳保全のため裸足はNG。夏でも靴下を履いてくださいね。

ライターのおすすめ

朝倉彫塑館はJR日暮里駅、旧安田楠雄邸庭園は地下鉄千駄木駅が最寄りですが、共に徒歩圏内なので一日でふたつの名勝を堪能できます。近くの谷中銀座商店街で腹ごしらえして、史跡巡りを楽しんでください。

藤村秀樹

エンタメ系フリーペーパーを経て、ライターへ。旅・グルメ・エンタメ、そしてお酒をこよなく愛する、中年独身ライターです。

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