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グルメグルメ

SMART SPOT

キムチは韓国の家庭の味を再現
炭火焼肉と韓国料理「平和苑」

炭火焼肉と韓国料理の店「平和苑」に向かうと、そこは那覇市内の住宅街。本当にこの周辺にお店があるのかと疑いたくなるほど、夜は静まり返っています。

まだ暗くなる前に看板を発見。無事お店に辿り着けました。
平和苑正面
18時から営業する「平和苑」は、家族で経営するアットホームな焼肉屋です。

在日韓国人のオーナーが、韓国人の母から教わった韓国の家庭の味を再現した自家製キムチ。韓国料理と炭火焼肉の看板を掲げ、存在感を放つ1品料理や肉厚のお肉など、一度食べたらまたお店に来たくなる、不思議な魅力にひきつけられます。

お肉を食べている時、なぜか人は幸福感に満たされますよね。

そう、お肉は正義!なのです。笑

「平和苑」の焼肉を食べていると、そんな言葉が口をついて出てくるほど肉厚なお肉。炭焼きでジュージュー焼き始めると、大人数ならばお肉の争奪戦が始まりそうな気配さえあります。

ライター : miya-nee(みやねえ)

2016.06.13

不思議な縁と運を持つ、岩本家の焼肉屋ストーリー

元々は東京・上野で「平和苑」を経営していたオーナーの岩本光弘(李龍培)さん。その後、沖縄に移住して「平和苑」の店名をそのままに、沖縄で焼肉店の第一歩をスタートしたそうです。

2001年に現在の場所に移転して、炭火焼肉と韓国料理の店「平和苑」を再開しました。

「時々ね、韓国の家族が営業している焼肉店だと勘違いされることがあるんです。笑」

「オーナーは韓国の方ですよね?」

「両親は韓国出身ですが、私は東京・上野の出身なんですよ

「だから在日韓国人なのですね。ならば、奥様は日本人ですか?」

「いえ、妻は台湾人なんです。笑」

「???」

だいぶ混乱してきました。そこでオーナーに詳しく話をうかがうと、まるで運と偶然が引き寄せたような岩本家の焼肉ストーリーがそこにありました。
店内テーブル
奥様は台湾出身ですが、小学生の時に家族で沖縄の西表島に移住します。大人になってから東京で働き始め、在日韓国人で東京・上野出身のオーナーと出会い、東京で結婚しました。

1993年ごろ、奥様が育った沖縄に住もうかと、家族で那覇へと移住。当初は「平和苑」だけでなく、ラーメン屋も営業していたとか。よくよく話を聞くと、東京・上野でも「平和苑」とともに「もんじゃ焼き屋」を経営するなど、非常に興味深いオーナーの手腕。

「いろいろとやっていましたよね。笑」

オーナー夫婦が「平和苑」で働く傍ら、現在店を手伝っている娘のヨシミさん。母の出身地である台湾でワーホリを経験したこともあり、時々台湾旅行に行くのが楽しみのひとつだそうです。

ヨシミさんは、中学生のころからたびたび店を手伝っていたため「社会人になってからこの店で働くのは、自分の中ではごく自然なことだった」といいます。

韓国、台湾、日本。そして東京から沖縄へ。つながるべくしてつながり、現在那覇で生活している岩本家の人々。未来に向けて、また新たな岩本家のストーリーを展開してくれそうです。

それでは実食!大人数で焼肉女子会

キムチ3種
最初にオーダーしたのが、前菜のキムチ3種盛り。

韓国の家庭の味を再現した自家製キムチです。大ぶりのオイキムチとカクテキの存在感。食べ始めるとビールが進み、なぜか箸が止まりません。

「このあと、焼肉と韓国料理が待ってるからね」

そんな悪魔のささやきが聞こえてきそうなほど、あっという間に食べ尽くされたキムチ。ちなみにこの日は8名
という大所帯で来店しました。

具がガッツリと入ったチヂミのもちもち感。韓国仕込みの韓国料理は、1品1品の存在感とおいしさアピールが強すぎて、注文し始めたらあれもこれもとキリがなく、肉厚な焼肉のお肉は、一度食べたら記憶から消去するのが難しいほど肉汁ジュワーッな柔らかさ。

肉厚のお肉をジュージューと、焼いて、食べて、満腹になってみた

つけダレ、もみダレ。タン塩に限ってはレモンのタレが登場します。待つこと数分、最初にやって来たお肉はハラミです。
ハラミ
この肉厚加減が堪りません。そしてこちらは2人前(約10枚)。8名
で食べると一人1.2枚食べられる計算となります。
上カルビ
次は、上カルビ2人前(約10枚)が来ました。普通のカルビもありますが、8名という大所帯で来たためか、気が大きくなり「上」がつく上等な「上カルビ」を注文してしまいました。

「上」がつくだけにお値段もやや上等ですが、この肉厚な上カルビ。8名で食べると一人1.2枚分食べられる計算となります。
ミノ
ホルモンからは、ミノをチョイス。しかもメニューには「上」がつく「上ミノ」と書いてあります。じっくり焼いてから食べる上ミノ、そしてコリコリした歯ごたえ。1人2枚は食べられたかと思います。

ああ、もっと食べたい、もっと。なぜ8名で来てしまったのでしょうか。

途中、バンバンとお肉を追加し、ライスやビールで腹ごしらえ。
お肉
最後に注文したのが「タン塩」です。

写真では判断しづらいですが、このタン塩もかなりの肉厚ぶり。焼いても硬くならないギリギリの厚みでオーナーが都度カットするタン塩。

お肉はブロックで購入し、注文が入ってからオーナーがカットしています。肉の種類や部位、ブロックの真ん中か端かで肉の厚みに変化を持たせ「1皿の肉の量が減ることはないけれど、サービスすることはあります。笑」と話すオーナーさん。
タン塩
そしてタン塩を焼いていると、前方から嫌な気配を感じました。
焼き上がり
筆者のタン塩が狙われている? 焼き上がったお肉は、素早く確保して食べましょう。

大人数だと争奪戦にもなり得る「平和苑」の焼肉。週末は混雑が予想されるため、事前予約してから店に向かうことをオススメします。

8名の焼肉女子会は、素晴らしい速さでお肉が減っていき、100%完食でした。

最後の締めは「カルビクッパ」

カルビクッパ
締めのご飯系は、ボリュームも手伝い男性に人気の醤油ベース「カルビクッパ」。女性に人気の味噌ベースの「ユッケジャンクッパ」や「ビビン麺」もあります。
カルビとスープ
6時間煮込んだカルビクッパのカルビとスープ。

おひとり様で訪れては、キムチ+お肉1〜2人前+カルビクッパを注文し、夕食がてら来店する人もいるとか。たぶんこんな感じになるのでしょう。
ひとりの食事

※写真は「おひとり様」のイメージです

「おいしいお肉を食べて、笑顔になって帰ってほしい」

そのために日々「平和苑」で奮闘し続ける岩本家の皆さん。那覇市内の焼肉屋といえば、「平和苑」の名前を上げるグルメ派も多く、ぜひ訪れてほしい焼肉屋のひとつです。
皆で焼肉
大勢ならば賑やかに焼肉を楽しめますが、肉の争奪戦がより険しくなるのでお気をつけください。

そして最後に・・・

「お肉は正義です」by ライター・遠藤美弥子

スマートポイント

  • 料理のメニュー表は4ページ分だけ。店の強みを生かしたメニュー構成は、どれを注文しても間違いがないほど、存在感のある料理とお肉ばかり。
  • 本格的な韓国料理と上等な炭火焼肉。しかし店内は高級感とはほど遠く、韓国や家庭的な雰囲気がある居心地の良さ。おひとり様でも落ち着いて食事ができます。
  • 韓国のお酒「JINRO」や「マッコリ」、沖縄のお酒も置いてあります。

おすすめポイント

席数が決して多くはないこの「平和苑」。念のため、事前予約してから店に向かうほうが安心。特に大人数は小上がりの掘りごたつ席になるため、要事前予約です。

miya-nee(みやねえ)

JTBの元ツアーコンダクター。現在はライターをはじめとして、Web講師、カメラマンなどと多岐にわたる仕事に取組む。

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