受付
大阪市内を流れる大川(旧淀川)を約60分かけて巡る「アクアライナー」。川の水面とほぼ同じ高さの客席から、大阪の観光名所や、歴史を物語る建物、市内の街並みや自然を見ることができます。船は完全屋内型なので快適。徒歩でまわるのとは、また違った大阪を発見できます。乗船場所は、大阪城港、淀屋橋港、OAP港、八軒家浜船着場の4ヵ所で、10時から60分毎に運行しています。

淀屋橋港から、船に乗って出発!

船全景
今回紹介するのは、淀屋橋港からの乗船です。乗り場は地下鉄淀屋橋駅の14番出口を出てすぐのビルの1階。全席指定なので、チケット売場でチケットをゲットしましょう。当日販売もしていますが、予約優先なのであらかじめ予約をしておくのがおすすめです。窓側の席を押さえたいですね。
船乗り場
乗り場に出て船を待っていると…やってきました!淀屋橋港は、毎時20分の発着です。乗船場所によって時間が違うので、チェックを忘れずに。この日もたくさんのお客さんがクルーズを楽しみにやってきました。
船に乗り込む
船に乗り込みます。地上からは階段を数段下がって船に入る形になっています。船旅を存分に楽しむため、トイレは済ませておくのがベター。ですが船内にもトイレがあるので、いざという時は安心です。

アナウンスを聞きながら、大阪のまちを知る

レンガ造りの建物
いよいよ出発です。まず見えるのは、大阪市中央公会堂。国の重要文化財に指定され、レンガの外観が美しいネオルネッサンス様式の建物です。船内には日本語と英語でアナウンスが流れ、建築物や風景、歴史、イベントなど、土地にまつわるあれこれに耳を傾けながら、船は進みます。
剣先噴水
バラの名所として有名な中之島公園の先には、「剣先噴水」があります。勢いよく吹き出す噴水を、水面に落ちる水滴の迫力を感じながら、間近で見ることができます。
大阪造幣局
大阪造幣局が見えてきます。硬貨をイメージした、うす緑の円形のシンボルが目印。花見の季節には八重桜が美しい「桜の通り抜け」としても有名な場所です。船からは通り抜けの桜を見ることはできませんが、川岸のソメイヨシノの桜並木を眺められます。

大阪城が見えるポイントは逃さず押さえよう

大阪城
新鴨野橋をくぐるとすぐ、右手に見えてくるのが大阪城です。ここが一番近くに大阪城が見えるポイント。アナウンスでも教えてくれますが、見逃さないようにしたいですね。ちなみに区間乗車券もあるので、周遊しなくても、「淀屋橋→大阪城公園」への移動に使うという手もあります。
水門
大阪城の近辺には旧陸軍の施設がたくさん残っています。川から見えるのは、明治4年に建設された水門。兵器の材料を運んだ水路の入り口となっていた門です。戦争を伝える、貴重な遺産です。
船着場
八軒家浜の船着場に着くと、60分の船旅ももう終盤。このエリアは、江戸時代に船宿などが多く建ち並び舟運の要所として栄えた土地。『東海道中膝栗毛』など、多くの文芸や美術作品にその様子が描かれています。

景色以外にも、楽しみ方はいろいろ

アクアライナーの楽しみは、窓から見える景色だけではありません。船そのものの快適さや、その秘密を知るとより船旅が楽しめます。
快適な船内
アップダウンルーフ
これは「アップダウン・ルーフ」と呼ばれ、船の屋根を下げることで、低い橋をくぐることができるようになる仕組みです。その前後を見れば、高さの違いが一目瞭然ですね。
船内の様子
船内の様子です。テーブルを挟んで向かい合う席もあるので、グループでも、顔を見合いながらわいわい盛り上がることができます。
船内販売
ちょっとしたおつまみや、ドリンクの販売もあります。のんびり船旅を楽しみながら飲むお酒もおつなものですね。

ほかにも、水鳥が目の前にあらわれたり、橋の構造を間近で見ることができたりと、人によっていろいろな楽しみ方をみつけることができるでしょう。アクアライナーでまわって気になったスポットを、後から地上でまわってみるのもいいかもしれません。

スマートポイント

大阪市内の中心部、大川を周遊するクルーズ船。4ヵ所ある船着き場から乗船できる。区間乗車券もあるので、移動に使うこともできる。全席指定なので予約をしておくのがベター。

完全屋内型、トイレ付きで快適に過ごせる。ガラス窓から見える景色は、建築物や自然、街並み、戦争の遺跡など、大阪の町や歴史を伝えてくれる。スポットごとに丁寧なアナウンスで教えてくれるので、耳を傾けよう。

水面の水鳥を同じ高さで眺められたり、何度もくぐる橋の下からその構造を眺めることができるのも、普段はできない体験だ。

ライターアイコン

ライターのオススメ

大阪に住んで20数年。知った景色のようで、川からの視点で眺める町の風景は全く違ったもので面白かったです。船内にながれるアナウンスは「知らなかった」と思うこともたくさんあり、じっくり聞きながら楽しみました。