初めてでも安心!
沖縄でレンタカーを利用する前に
知っておきたいこと
沖縄を満喫するなら、レンタカーは必須アイテム!
青い海に映えるドライブコースを走れば、気分はまるで映画のワンシーンです。
ただし、観光客の多い沖縄には独特の道路事情やレンタカー利用時の注意点があります。
知らずにいるとこんなはずじゃなかった…なんてことも。
事前に確認をして、快適な旅にしましょう。
Point1
貸出までの時間
沖縄旅行では、那覇空港到着からレンタカー受取までに想像以上に時間がかかります。
平常時でも最低1時間、夏休み・年末年始・大型連休などの混雑時には最大3時間程度の時間が必要です。
沖縄到着当日の観光や移動計画を立てる際は、レンタカーの所要時間を考慮の上でご計画ください。
レンタカーを受け取るまでの流れ
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- 01送迎バス乗り場に集合
- 那覇空港到着後、預けた荷物を受け取ってレンタカー送迎バス乗り場に向かいます。 所要時間:平常時で20分〜、混雑時は30分以上
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- 02空港⇒営業所
- 利用するレンタカー会社の送迎バスに乗って、営業所まで移動します。 所要時間:平常時で20分〜、混雑時は1時間以上
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- 03受取
- レンタカー会社の営業所で貸出手続きを行い、車を受け取って出発です。 所要時間:平常時で10分〜20分程度、混雑時は30分以上
01 送迎バスに乗るまでの所要時間
那覇空港到着後にレンタカーを借りる場合は、レンタカー会社の送迎バスで営業所まで行き、そこで手続き・受取をします。
那覇空港では空港敷地内でのレンタカーの受け渡しは全面的に禁止されていますので、どのレンタカー会社をご利用いただいても空港で受け取ることはできません。
送迎バス乗り場は、到着ロビー正面の出口から出て横断歩道を渡ったところにあり、レンタカー会社ごとに乗り場が決まっています。
ご自身が利用されるレンタカー会社名やバス乗り場の案内はMY-TRIP(マイページ)のレンタカー項目で確認ができます。
写真は那覇空港のレンタカー送迎バス乗り場で、各会社の送迎バスが並んでいます。撮影時は混雑気味で柱の奥までバス乗り場と長蛇の列は続いています。
レンタカー会社により異なりますが、送迎バスは数台体制で空港と営業所を往復しています。平常時はスムーズに乗車ができますが、夏休み・年末年始・大型連休などの混雑時はバスに乗るための順番待ちが必要です。
02 那覇空港から営業所までの所要時間
那覇空港からレンタカー会社の営業所までの送迎の所要時間は、レンタカー会社により異なりますが、平常時で10分〜30分程度、通勤時間帯など道路が混み合っている場合は15分〜1時間となります。
各レンタカー会社の営業所所在地と所要時間は下記となります。
| レンタカー会社名 | 営業所住所 | 平常時の所要時間 | 混雑時の所要時間 |
|---|---|---|---|
| グッドスピードレンタカー那覇空港前店 | 那覇市赤嶺2-11-15 O-A号室 | 10分~15分 | 15分~20分 |
| Jネットレンタカー | 那覇市金城3-7-2 | 10分~15分 | 15分~20分 |
| スカイレンタカー | 那覇市具志1-23-8 | 10分~15分 | 20分〜30分 |
| バジェット・レンタカー | 豊見城市瀬長3-2 | 15分~20分 | 25分〜40分 |
| スイートレンタカー | 豊見城市字与根337-2 | 15分~20分 | 30分~40分 |
| オリックスレンタカー | 豊見城市豊崎1-1174 | 15分~20分 | 25分~40分 |
| ニッポンレンタカー | 豊見城市字豊崎3-95 | 15分~20分 | 25分~40分 |
※上記は目安となります。当日の道路状況により更に時間がかかる場合もございます。
03 受取までの所要時間
レンタカー会社の営業所に到着後、カウンターで必要書類の記入や提示、説明を受けたあとで車両の確認をして出発となります。
手続自体は10分程度ですが、混雑時は手続き開始までに順番を待つ必要があります。
レンタカー会社のカウンター数や送迎バスの乗車人数により異なりますが、2・3組程度待つ場合は手続き開始が到着後20〜30分後となる可能性もあります。
マイナ免許証について
レンタカー会社によりマイナ免許証が未対応の場合があります。その場合は従来の免許証の提示ができない場合は免許不携帯として借りることができませんので注意が必要です。
また、対応をしているレンタカー会社であっても現状では従来の免許証のほうが手続きが早いです。
マイナ免許証しかお持ちでない場合は、予約前にマイナ免許証に対応している会社なのかの確認と、旅行出発前までに提示するためのアプリの登録などの準備をしましょう。
Point2
返却時の注意点
レンタカーの返却時間の目安は、帰りの飛行機の出発時刻の2時間前です。
返却時間が遅れることによる時間単位での延長料金は不要ですが、案内をされた時間までに返却ができないと飛行機に乗り遅れる可能性があります。
道路事情やレンタカー返却が事由の乗り遅れの場合は、ご自身で帰りの飛行機のチケットを新たに購入いただく必要があり、未使用分の返金もできませんので、返却時間にご注意ください。
レンタカー返却の流れ
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- 01ガソリン給油
- 返却前にガソリンを満タン給油します。
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- 02返却手続き
- レンタカー会社指定の返却場所に到着後、傷や給油のチェックがあります。
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- 03営業所⇒空港
- 返却手続き完了後、送迎バスで空港までお送りします。
01 ガソリン給油について
レンタカー返却前にガソリンの満タン給油が必要です(ガソリン満タン返し不要プランを除く)。
店舗の指定はありませんが、返却場所から5km圏内のガソリンスタンドで返却の直前に給油するなどのルールがありますので事前に確認をしましょう。
給油後は必ずレシートを受け取ってください。
飛行機の出発が集中する時間帯はレンタカーの返却台数も多く、周辺のガソリンスタンドが混み合う場合もあります。
また、レンタカー会社に向かうルートによっては対向車線側にしかガソリンスタンドが無い可能性もありますので、貸出手続き時に周辺のガソリンスタンド事情を確認しておくことをおすすめします。
02 返却手続き
レンタカー返却場所は貸出場所と異なる場合がありますので、貸出時に必ず確認をして指定の返却場所に返却をしましょう。
手続きは傷の有無や満タン給油を証明するレシートのチェックなどです。
忘れ物チェックも行われますが短時間での流れ作業となりますので、持ち物についてはご自身でしっかりと管理をお願いします。
03 送迎
返却手続き後、送迎バスで那覇空港の出発口前までお送りします。
借りる際と同様に空港までの道路事情により所要時間が異なり、混雑時には1時間ほどかかる場合があります。
レンタカー会社では、飛行機の出発1時間前を目処に空港に到着できるように返却時間を設けていますので、時間に余裕を持って返却手続きをお願いします。
Point3
車両について
レンタカーは排気量によりクラスが別れており、予約時に指定ができるのはレンタカー会社とクラスとなります。
具体的なメーカーや車種名は指定できません(一部指定プランを除く)。
事前に条件を確認したうえで最適なレンタカーを予約することで、スムーズに借りることができます。
どの車両になるのか?
どのメーカーのどの車種になるのかの決定は貸出時となります。
レンタカー会社では、数百台・数千台単位で車両を保有しており、敷地内いっぱいに駐車をしています。
出庫できる場所にある車両から順番に貸出をするため、車両の決定はお渡し時となってしまいます。
レンタカー会社の事情によるところが大きいのですが、お待たせせずにスムーズにご利用いただくためとなりますのでご理解ください。
なお、あたる可能性のある車種(レンタカー会社が保有しているすべての車種)についてはお答えできる可能性がありますので、お知りになりたい場合はレンタカー会社へ直接お問い合わせください。
サイズ
乗車定員の確認は必須ですが、定員内であっても荷物の大きさや量も考慮しましょう。
実際に現地で荷物が積みきれなくて変更する場合は時間とお金が余分にかかりますし、混雑時期は空車がなくて変更ができない可能性もあるので注意が必要です。
下記表はクラスと車種例、荷物の目安です。
車種は一例となるので、記載のない車種になる可能性もあります。
荷物の目安は35L程度のハードスーツケースの個数となりますが、スーツケースや車の形状によって前後する可能性があります。
また、乗車人数が少なければ後部座席に積むことも可能など利用状況により異なってきますので、不安な場合や快適性を持たせるためには大きめの車を選ぶことをおすすめします。
| クラス | 車種例 | 乗車定員 | 荷物の目安 |
|---|---|---|---|
| コンパクトクラス | ヤリス・フィットなど1350cc以下 | 5名 | スーツケース 2 |
| SUVクラス | ライズ・ヤリスクロスなど | 5名 | スーツケース 2 |
| スタンダードクラス | キューブ、ルーミーなど | 5名 | スーツケース 2 |
| ハイブリッドクラス | アクア・ノートeパワーなど | 5名 | スーツケース 2 |
| ミニワゴンクラス | シエンタ、フリードなど | 6名 | スーツケース 3 |
| ワゴンクラス | VOXY・ノアなど | 7名 | スーツケース 4 |
| 軽自動車 | ekスペース、N-BOXなど | 4名 | スーツケース 2 |
カーナビ・ETC・その他装備
カーナビ・ETCは標準装備となります。
カーナビについては、必ずしも最新版ではありません。また、最新版であっても、未更新の道路や施設などがある可能性があります。実際の道路状況・交通標識を最優先で、カーナビは補助的なツールとしてご利用ください。
ETCにつきましては装置の設置のみです。ご利用にはETCカードが必要となりますので、利用希望の場合はご自身のETCカードをご持参ください。
オーディオ・USB充電等につきましては車両により異なります。
どの車両になるのかの決定はお渡し時となるため、事前に装備の確約はできませんのでご了承ください。
補償内容
レンタカーの補償には「免責補償」と「ワイド補償」があり、ジェイトリップツアーの沖縄旅行でご利用いただくレンタカーは、すべて免責補償料が含まれています。
免責補償とは、万一、事故の際にお客さまにご負担いただく車両・対物補償の免責額のお支払いが免除される制度です。
ワイド補償は免責補償に追加でタイヤパンクやノン・オペレーションチャージなどの支払いが免除される制度です。
レンタカー会社により名称や補償内容が若干異なる場合があるので、詳細は貸出時に各レンタカー会社にご確認ください。
子供連れの方へ
6歳未満の子供はチャイルドシート(ベビーシート・ジュニアシートを含む)の着用が義務付けられており、レンタカーも例外ではありません。
乗車定員をカウントする場合は12歳未満の子供3名=大人2名として計算しますので、5名定員の車に大人3名、12歳未満の子供3名の計6名が乗車することは法令上可能です。しかし、子供が6歳未満の場合はチャイルドシートを設置するのでスペース的に実際には6名乗車は難しいです。
また、乗車人数が多くなるほど荷物も増えると思いますが、定員ギリギリまで乗車をすると荷物が積めなくなる恐れもありますのでご注意ください。
Point4
沖縄の道路事情
沖縄は車社会
沖縄は、日常生活の移動のほとんどが車に頼っている“車社会”です。
那覇市内にはモノレール「ゆいレール」がありますが、路線は空港からてだこ浦西までの区間のみで、主要観光地のほとんどにはアクセスできません。
路線バスも走っていますが、本数が少なかったり、時間が読みにくかったりするため、観光での利用には不便なことも。地元の人々も観光客も車で移動するのが基本となっており、慢性的に主要道路は渋滞しています。
渋滞が発生しやすい場所と時間帯
沖縄の道路は本州各県と比べると道幅が狭い場所が多く、住宅街では対向車とのすれ違いに注意が必要です。
主要道路でも信号の間隔が短く、思った以上に移動に時間がかかることがあります。
また、国道58号線、国道330号線、国道331号線は通勤ラッシュ時(朝7〜9時、夕方17〜19時)に混雑しやすく、観光シーズンにはさらに渋滞が長引くこともあります。
レンタカーの返却場所(営業所)へ行くためには国道58号線や国道331号線を避けることは難しいです。
返却が遅れると帰りの飛行機に間に合わなくなりますので、最終日は特に注意をして早めに返却場所に向かいましょう。
道路の特徴
沖縄特有の事情として「道路が滑りやすい」という注意点があります。
沖縄の道路のアスファルトには琉球石灰岩が配合されています。また、海に囲まれているので塩分の結晶が路面に付着していたり、海からの砂が道路に広がっていたりするため乾いていても滑りやすいですが、雨が降るとさらに危険度が高まります。
スコール直後は特にスリップ事故が起こりやすいのでご注意ください。
交通規制にご注意を!
沖縄では「バスレーン」や「中央線変移区間」、歩行者天国など時間や曜日によって普通車が走れない車線や区間があります。
規制時間帯に走ると違反となり、罰金と減点があります。
近年のカーナビは規制が考慮されていることもありますが過信せず、ご自身で地図、標識を確認の上で交通違反の無いように注意して走行ください。
特に国際通りは平日は朝の上り、夕の下り車線が一般車の通行が不可、毎週日曜の12時〜18時は歩行者天国となるため上下ともに一般車の通行が不可となります。
駐車場に停めていたら出れなくなった…なんて事になりかねないので、事前に沖縄県警のサイトなどをご確認いただき旅行の予定をたてましょう。
▶ 沖縄県警察サイト「バスレーン規制について」


