旧海軍からの血脈を辿る60分——自衛隊×米軍の艦船を海から眺望
旧日本海軍の血を引く佐世保港。今も現役の自衛隊艦船と米軍艦が鎮座する、生きた軍港だ。このクルーズは約60分。ただ眺めるだけじゃない。軍港の構造、艦船の性能、各施設の役割まで、ガイドが腹に落ちる解説をしてくれる。海からしか見えない巨大ドックや格納庫は圧巻の一言。映画の一場面じゃない、これが日本の現実の軍事力だ。軍オタクでなくても、日本男児なら血が騒ぐ光景だと断言する。
SASEBO軍港クルーズ
佐世保市×海上自衛隊×在日米軍の共存
佐世保――この港町は、ただの観光地ではない。明治時代から続く軍港としての歴史を持ち、今もなお海上自衛隊や米海軍の艦船が停泊する、日本屈指の軍事拠点である。その佐世保の核心に迫る体験が、「佐世保軍港クルーズ」だ。
このクルーズは、土日祝限定で運航される約1時間のツアー。佐世保港を出発し、海上自衛隊の護衛艦や米海軍の艦船、佐世保重工業のドックなど、普段は見ることのできない軍港の内部を海から間近に眺めることができる。
旧日本海軍の血を引く佐世保港。今も現役の自衛隊艦船と米軍艦が鎮座する、生きた軍港だ。このクルーズは約60分。ただ眺めるだけじゃない。軍港の構造、艦船の性能、各施設の役割まで、ガイドが腹に落ちる解説をしてくれる。海からしか見えない巨大ドックや格納庫は圧巻の一言。映画の一場面じゃない、これが日本の現実の軍事力だ。軍オタクでなくても、日本男児なら血が騒ぐ光景だと断言する。
チケット交換、乗船。席は自由だが、男なら迷わず甲板へ出ろ。潮風と機械油の匂いが混じる独特の空気を肺に入れるのが醍醐味だ。佐世保重工の造船所を眺めながら、自衛隊イージス艦の横を通過。ガイドの説明が入るが、耳より目で楽しめ。護衛艦、補給艦、時には米軍の原子力空母まで。軍事境界線をなぞるような航路で、緊張感すら味わえる。フォトスポットでは腹が据わった写真を撮れ。SNSのネタじゃなく、己の記録として残す価値がある。
写真提供:長崎県観光連盟
春。艦隊が目を覚ます季節だ。柔らかい光が鋼鉄を撫で、潮風が冬の錆を吹き飛ばす。甲板に立てば、活動を再開した自衛隊の緊張感まで伝わってくる。
夏。容赦ない太陽が軍港を照らす。鋼鉄が灼熱に耐え、海面が眩しく光る。サングラスと帽子は戦闘装備だ。汗が滲むほどの暑さも、男の旅の勲章と思え。熱波の中でこそ見える艦影がある。
秋。鋭かった陽射しが和らぎ、軍港に落ち着きが生まれる。訓練を終えた艦隊が佇む姿には、無言の威厳がある。風は冷たく、海は深く。男の思索に最適な季節だ。
冬。空気が研ぎ澄まされ、視界がクリアになる。遠くの艦橋も細部まで見える。寒さで頬が痛むが、それもまた良し。寒風に耐えながら見る軍港は、より骨太な姿を見せる。
四季それぞれの軍港を知って初めて、本当の佐世保を理解したと言える。一度では終わらせるな。男の執念で四季を制覇しろ。そこには、写真では伝わらない重みがある。
所要時間:約60分
運航日:土・日・祝日のみ
出航時間:11:30発(チケットは当日11:00までに購入)※ジェイトリップでは28日後以降が購入可
当日は9:00~11:00の間に佐世保観光情報センター(JR佐世保駅構内)にてチケットのお受け取りをお願いします。
乗船場所:新みなとターミナル向かい(佐世保駅から徒歩約7分)
料金:大人2,500円、小学生1,500円
未就学児は大人1名につき1名無料、2名から子供料金(1,250円)が必要
定員:80名(全席自由・先着順)
販売場所:当日券:JR佐世保駅構内「佐世保観光情報センター」にて当日券販売
事前購入:下部リンク「SASEBO軍港クルーズ」より購入可
特徴:
現役の海上自衛隊・米海軍艦艇を海から間近に観察
雨天実施、荒天時は中止の場合あり
現在4件のプランがあります
好きなホテルをチョイス!
で飛ぶ
歴史とロマンが漂う軍港を船でめぐるクルーズ体験に、長崎県内のお好きなホテルでの宿泊がセットになっています。さらに、ハウステンボスで異国情緒に浸ったり、雲仙温泉でのんびり癒やされたり…自由な組み合わせができるから、自分だけの“わがまま旅”が叶います。
・軍港クルーズ付
好きなホテル・空港をチョイス!
で飛ぶ
軍港クルーズを満喫できる、九州まるごと自由旅のフリープラン。
宿泊先は九州各地の人気ホテルから選べて、温泉地や観光スポット近くのホテルも充実。1泊ずつ自分の予定に合わせてアレンジできるから、旅の自由度は抜群です。飛行機も九州全域の空港から選択可能で、到着と出発で異なる空港を利用することもOK!効率よく、気ままに九州をめぐる旅が楽しめます。
・軍港クルーズ付
▼選べる空港(出発地により異なる)
福岡空港・北九州空港・長崎空港・熊本空港・大分空港・宮崎空港・鹿児島空港
飛行機+ホテルをまとめて予約できる
で飛ぶ
長崎旅行・長崎ツアーなら、長崎空港へのJALグループの往復飛行機とホテルをまとめて予約できる格安パッケージツアーがおすすめ。
ハウステンボス、雲仙温泉、五島列島など…長崎には観光スポットがいっぱい!長崎ちゃんぽんや、佐世保バーガーなどのグルメも見逃せません。長崎県全域のホテルから予定にあわせて1泊ずつ選べます。
飛行機+ホテルをまとめて予約できる
で飛ぶ
往復長崎空港、基本ホテルは長崎県のホテルにて設定された九州周遊フリープラン
長崎空港が基本ですが、飛行機は九州全域の空港から選べて、往路到着空港と復路出発空港で別の空港を選んでもOK!
ハウステンボスや雲仙温泉など豊富にラインナップ。また、九州全域のおすすめホテルからもお選びいただけます。
▼選べる空港(出発地により異なる)
福岡空港・北九州空港・長崎空港・熊本空港・大分空港・宮崎空港・鹿児島空港
明治の海軍が築いた赤レンガの迎賓館。日露戦争の勝利を刻む、佐世保の魂そのものだ。煉瓦と鉄筋コンクリートの融合、左右対称の威厳ある姿。柱は1・2階を貫き、幾何学模様が権威を主張する。戦後、米軍のダンスホールに転じたが、1977年に日本の手に戻った。今は「市民文化ホール」として使われ、内部も見学可能。ここで握った手には、帝国海軍の気配が残る。軍港クルーズの後に足を運べば、海と陸、両方の視点から佐世保の軍事史が体に染み込む。
写真提供:長崎県観光連盟
高さ135メートル、ビル30階相当の怪物たち。西海橋近くに屹立する三本の巨人。内部を555段のはしごが貫く。1918年から4年かけて造られた自立式電波塔としては日本最古の代物だ。300mの正三角形に配置されたこれらの塔が、「ニイタカヤマノボレ1208」真珠湾攻撃の暗号を発信した。——そんな歴史の十字路だ。間近で見上げると、喉元まで何かが込み上げる。時代を超えて立ち続ける無言の証人。
写真提供:長崎県観光連盟
太平洋戦争真っ只中の1943年、宮村国民学校の教師と生徒が素手で掘り抜いた防空壕。幅5m、奥行20m、500人収容という規模は圧巻だ。教壇付きの教室、トイレ、炊事場、食料倉庫まで備える地下空間。当時の4年生以上の少年たちがツルハシを振るい、少女たちがノミで仕上げた。終戦まで2年をかけた労働の結晶。見上げれば美しいアーチ天井——これが子供の手によるものと思えるだろうか?この岩盤に刻まれた彼らの覚悟と汗の軌跡は、現代の安楽に慣れた男の背筋を正す。市街地から車で30分。地下空間は、戦時下の生々しい記憶を今に伝える。訪れる者の心に、静かに問いかける場所だ。佐世保の地下に眠る、もうひとつの軍港物語。
写真提供:長崎県観光連盟
佐世保鎮守府の誕生とともに設置された堡塁観測所。敵の侵入を見張るために造られたが、一発の砲弾も使わぬまま終戦を迎えた皮肉な運命。今は九十九島を見下ろす隠れた展望地。UFOのような「装甲掩蓋」(そうこうえんがい)の姿は、当時の軍事技術の極みを示す。静かに海を見つめるその姿は、戦わずして守り抜いた誇りを物語る。この無言の番人に敬礼。
写真提供:長崎県観光連盟
明治31年(1898年)、海軍将校たちが杯を交わした水交社の遺構を土台に再生した軍事遺産。古き良き佐世保水交社の骨格を残しつつ、7階建ての新館を増設。その名も「セイルタワー」。
内部には旧海軍から現代の海上自衛隊までの連続性が息づく。艦艇模型は精巧を極め、一隻一隻に込められた技術と戦いの歴史が語りかけてくる。ガラスケースの中の軍装品、作戦図、手記の数々——これらは紙と金属の欠片ではない。日本の海を守った男たちの血と汗の証だ。
展示を見れば自ずと理解できる。海軍から自衛隊へ——途切れることなく受け継がれた海の守りの系譜を。
写真提供:長崎県観光連盟
港内をゆっくり巡るので揺れは少ないですが、心配な方は酔い止めの携帯をおすすめします。
小雨程度であれば実施されますが、荒天時は運休になる場合があります。出発前に公式サイト等でご確認ください。
はい、艦船や港の風景を自由に撮影可能です。ただし、他の乗客の迷惑にならないようご配慮ください。
一部英語の解説もありますが、メインは日本語です。外国人のお連れ様にも楽しめる内容です。
徒歩やタクシーで回れる場所も多く、レンタカーを使えば針尾送信所や無窮洞なども効率的に巡れます。
JR佐世保駅周辺には佐世保バーガーの名店や海鮮グルメも豊富にあります。観光ついでに地元の味も楽しめます。
小学生以上のお子様にも好評で、親子で学びながら楽しめる体験です。特に男の子に人気です。
佐世保駅周辺に有料駐車場が多数あります。車でのアクセスも便利です。